先日、板橋にてクリーニング屋さんの看板の解体工事を行いました。
上記写真はクリーニング屋さんの屋根を見上げたカット。
軒先の納まりが珍しかったので、撮ってみました。
「出し桁」
軒先の納まりの名称で、昔よく見られた工法です。
今では広い土地も少なくなってきて、
大きい家を建てようとすると、おのずと軒は短くなってしまいます。
軒は土地を越境してはいけませんので、
軒を長くとると、その分家が小さくなってしまいますので。
軒先が長いことは、建物の寿命を延ばすことにつながったり、
建物の重厚感が出たりと、いろいろなメリットがあるんですよ。
傘のようなイメージでしょうか。
昔は外壁もほとんど木でしたので、
木を雨から守る為に、軒先を長くしたのでしょうね。
日光江戸村など行ったことありますか?
あそこの建物はほとんど軒先が長かった気がします。
今では、外壁に木を使用するにはいろいろな制限があり(法令等)、
なかなか見られなくなってきてしまいましたが。
今度外出される際に、軒先を見渡してみてください。
いろんな個性があって、おもしろいですよ。
- 2014/10/18(土)
- □ 道具・工法・技術 □
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